負けたあの日から始まった

タカサカblog

2026/04/23 07:29

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こんにちは。
今回ブログを担当させていただきます。
高川学園高校3年、分析部の藤井啓太です。

 まず初めに、日頃より高川学園サッカー部へ温かいご支援、ご声援をいただいているすべての皆様に、心より感謝申し上げます。
皆様の支えがあるからこそ、私たちは恵まれた環境の中で日々サッカーに打ち込むことができています。
その感謝を結果で示せるよう、これからも全力で取り組んでまいります。

 私のこれまでのサッカー人生を振り返ると、決して順風満帆な道のりではありませんでした。
むしろ、嬉しかった経験よりも、悔しさや挫折を味わった時間の方が多かったように思います。

 私がサッカーを始めたきっかけは父の影響もありますが、一番大きかったのは地元・広島で観たサンフレッチェ広島の試合です。
その試合で見た青山敏弘選手のかっこよさ、そしてチームを引っ張る姿に強く惹かれ、「自分もこんな選手になりたい」と思ったことが、サッカーを始めた原点です。

 小学生の頃、私は決して目立つ選手ではありませんでした。
リフティングも100回できず、誰が最後まで残るかを競う中でも、いつも最初に落としてしまっていました。
それが恥ずかしくて、周りに見られないように練習を続けるほど、自分は下手な選手でした。
周囲との差を感じ、悔しい思いをすることも多くありました。
同年代の上手い選手を見て、「なぜ自分にはできないのか」と悔しくなることも何度もありました。
それでも、サッカーが好きという気持ちだけは誰にも負けず、少しでも上手くなりたいという思いを持って取り組み続けてきました。

 中学では高川学園中学校に進学し、さらに高いレベルの環境に身を置くことになりました。
自分より技術のある選手、フィジカルの強い選手、結果を出す選手が多く、現実の厳しさを痛感しました。
試合に出られない時期もあり、自分の無力さを感じる日々が続きました。
また、走りのメニューでも最後になることが多く、自分の未熟さを痛感しながら、限界まで追い込まれる毎日を過ごしていました。

 ですが、その環境だったからこそ、自分の甘さや未熟さと本気で向き合うことができたと思います。
そして中学で経験した初めての全国大会。
その舞台に立った瞬間、今まで感じたことのない高揚感を覚えました。

「全国の舞台は最高だ。」

心の底からそう感じました。

あの景色、あの雰囲気、あの緊張感。
そのすべてに魅了され、「この舞台で勝ちたい」「もっと上で戦える選手になりたい」と強く思うようになりました。
 その経験が高校進学の決断を後押しし、高川学園高校への内部進学を決めました。

 高校では、入学当初からTOPチームの練習に参加させていただきました。
 全国トップレベルの選手たちと毎日プレーできる環境は、自分にとってこれ以上ない刺激であり、最高の環境でした。

 しかし、時間が経つにつれて、現実は決して甘くないことを思い知らされました。
ただ練習に参加しているだけでは意味がない。
その中で結果を残し、信頼を勝ち取らなければ試合には出られない。

技術、判断、強度、メンタル、日々の取り組み。
自分に足りないものが次々と見えてきました。
 そして、その課題の大きさに何度も壁を感じ、思うように試合に絡めない日々が続きました。

 そんな中で迎えた昨年の高校サッカー選手権。
 同じボランチのポジションを務めていた先輩が怪我をし、自分にチャンスが巡ってきました。
ずっと憧れていた舞台。
自分を証明できる最高の機会でした。

 しかし結果は、自分のミスが敗戦につながるという、忘れることのできないものとなりました。
試合終了の笛が鳴った瞬間、自分の中に残ったのは悔しさ、後悔、そして情けなさでした。

 ですが今振り返れば、自分の本当の成長は、負けたあの日から始まったのだと思います。

「あの時、もっと準備できていれば。」
「日頃の意識が違えば、結果は変わっていたかもしれない。」

何度も何度もそう考えました。

 あの敗戦を通して、自分は技術や戦術以前に、日々の姿勢や覚悟がまだまだ足りていなかったことを痛感しました。
試合で出るミスは突然起こるものではありません。
日々の小さな甘さや妥協が、勝負の一瞬に表れる。
そのことを身をもって知りました。

新チームとなった今シーズンも、思うような結果を残せているわけではありません。
苦しい試合、勝ち切れない展開、自分たちの弱さが出る瞬間を何度も経験しています。

その中で、キャプテンとしてチームを任されている自分が、誰よりも責任を背負わなければならないと強く感じています。

だからこそ今、自分が強く感じていることがあります。

自分が変わらなければ、チームは変わらない。

誰かのせいにするのではなく、環境のせいにするのでもない。
まずは自分自身が変わること。

プレーで示す。
行動で示す。
姿勢で示す。

苦しい時こそ誰よりも走り、
きつい時こそ誰よりも声を出し、
厳しいことから逃げずに向き合う。

そういう人間でなければ、チームを引っ張ることはできないと思っています。

これまで積み重ねてきた悔しさも、失敗も、挫折も、
すべてが自分を成長させるために必要な経験だったと、胸を張って言えるようにしたいです。

最後に笑うために。
全国の舞台で勝つために。
そして、自分自身が本当の意味で成長するために。

この一年、自分のすべてを懸けて戦います。

今後とも高川学園サッカー部への温かいご声援を、よろしくお願いいたします。

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